2012-12-23

Google アカウントに不審なログインアタックがあったらすること

Google アカウントに不審なログイン

先週、Google のメニューバーの上に赤いバーが現れ、こんなメッセージが表示された。

警告: お使いのアカウントへの不審なログインをブロックしました。確認する
「確認する」リンクをクリックしてみると「ログインの詳細」という画面で、次はこんなメッセージ。

アカウントでの不審な操作
通常とは異なるログイン場所からの Google アカウントでの操作が検出されました。次の情報をご確認の上、この操作に心当たりがあるかどうかをお知らせください。
どういうときにこの警告が出るのか、と Google アカウントのヘルプを見てみるとこの通り。
Google では、アカウントへの不正アクセスによる損害を最小限にとどめるため、何者かが通常と異なる場所からユーザーのアカウントにログインしたときにアラートを表示しています。Google の目標は、不正なアクセスがあった場合に、速やかにユーザーのアカウントの安全を確保することです。
つまりこれって、アクセス元が中国ってことで Google が機転を利かせブロックしてくれたけれど、アカウント名とパスワードの組み合わせはもうバレているということだよね…。で、自分なりに対策を考えてみた。

対策

急いで Google へログインする。もしできない場合はこちらを参考に。 で、ログインできたら Google の Gmail、Google カレンダー、Google ドライブ、Google AdSense など、各種サービスで乗っ取られた形跡がないか確認する。自分が利用している Google のサービスについては、ダッシュボードから確認できる。 Google 以外でも、Google アカウントに接続させているサービスがあれば、変なものを公開したりしていないかを見ておく。 今後の不正アクセスの予防として、パスワードを変更し、2 段階認証プロセスを有効にする。どちらも Google アカウントのセキュリティ設定から。

Google 2 段階認証プロセスって?

Google の 2 段階認証プロセスは、2011 年に始まった Google アカウントのセキュリティ強化の取り組み。これを有効にしていると、登録されていない端末からのログインの際に、新たに確認コードと呼ばれる 6 桁の数字が必要になる。ログインフォームにユーザー名とパスワードを入力すると、あらかじめ登録してある携帯端末に確認コードが送信されてくるので、それを入力してようやく初回のログインが成功するという仕組み。

詳しくは、2 段階認証プロセスを紹介する動画や、


ブログを参照のこと。

Google アカウントアクティビティ

アカウントアクティビティを使うと、Google アカウントへのログインがいつ、どの国から、どのブラウザで行われたかを表示してくれる。ここをたまにのぞきに行くといいかと。

同じパスワードで利用しているサービスがないか

あと、Google へのログインに使っているパスワードを別のサービスでも使いまわしている場合は、そのサービス上でも乗っ取られた形跡がないか確認する必要があるかと。悪意のある人が Google+ や Blogger の公開情報から利用サービスとユーザー名を見つけ、Google ではブロックされたパスワードを入れるかもしれないので。もちろん、そのサービスのパスワードも変更しておくこと。


今回思いついて実行に移したのは、これくらい。ほかにもあればぜひコメントを。
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3 comments:

  1. そんなことがあったのですか!?
    怖いですね。
    この2段階認証、携帯電話にコードが送られてくるということで、海外に出ている時はどうなるのだろうと心配していたのですが、一度信頼する端末にしてしまえば、何度もコードを入れなくても良いんですね。
    早速、導入してみました。
    今日は同僚のフィリピン人エンジニアがYahoo.comのメールにアクセスできなくなってしょげていたのを見て、安全性の強化を検討していた矢先だったので丁度よかったです。
    いつもありがとうございます。

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    1. > 一度信頼する端末にしてしまえば、何度もコードを入れなくても良いんですね。
      どこかで、30 日間だけ有効と読んだ気がします。海外に行く場合は、「セキュリティ > 2 段階認証プロセス」の「編集」から、印刷用バックアップコードを生成して紙ベースでコードを持って行くのがいいと思います。

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  2. This comment has been removed by the author.

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